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為替相場の予測方法〈長期・短期・超短期〉10年後の為替はいくらか?

 
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経済学修士取得。 今は金融業界で営業として働くサラリーマンです。 リサーチ職(エコノミスト)、経済学博士取得を目指して奮闘中。

 

仕事柄為替リスクのある商品を売っているので、為替はかなり気になります。

今回はこの本から実務上どう相場を予測していくのかについて記事を書きます。

この本の4章「相場予測の立て方」を取り上げて、時間軸別にみた相場予想の立て方を学びます。

超長期(2年以上先)

超長期は、構造的な要因によって形成される。

・経常収支

経常黒字国は外貨を国内に戻す際に自国通貨買いが起こるため、通貨高圧力にさらされている。

ただし資本取引における経常収支の割合は小さい。

・購買力平価

世界中で同じ価格になるはずであろうという一物一価の法則

同じ価格が2国間で異なる場合は、物価の安い国で物を買って、物価の高い国で物を売ろうとするので、

物価の安い国では通貨の買い=通貨高圧力、物価の高い国では物価の売り=通貨安圧力が起こる。

・実質金利差

通常金利が低い通貨から金利の高い通貨に投機マネーが流れるため、名目金利が高い通貨が買われやすいが、

2年以上先の超長期だと物価の影響を差し引いた実質金利差が影響する。

・経済構造上の問題

ユーロ圏債務問題など

長期(1年~2年)

長期は景気循環など循環的に起こり得るものが為替のトレンドを左右する。

・各国の金融政策による金利差の変化

リーマンショック後のドル安トレンド

経常赤字が2006年でピークになっており、ドル上昇圧力がかかっていたが、

約2兆ドルという量的緩和の実施によりドル安方向に相場が動いた。

 

中期(半年~1年)

・景気のトレンド

・通貨間の金利差

・金融政策に対する予想

景気が上向いていて、「利上げが近い」という観測が強まれば、通貨は買われる傾向にある

 

短期(1週間~半年)

・「市場のセンチメント」(市場の雰囲気)

・テクニカル要因

・投機的なポジションの傾き

翌週に重要な首脳会談が予定されており、ここで議論がまとまり、状況が好転するのではないかという思惑が働いた場合、

1週間程度は上昇トレンドが続く。

 

超短期(日中~1週間)

・市場参加者の思惑

・経済指標発表のサプライズ

・ストップロスオーダーの実行

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経済学修士取得。 今は金融業界で営業として働くサラリーマンです。 リサーチ職(エコノミスト)、経済学博士取得を目指して奮闘中。

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