経済と経済学をつなげるブログ

地政学の視点で島国日本とイギリスを比較する

2018/09/15
 
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経済学修士取得。 今は金融業界で営業として働くサラリーマンです。 リサーチ職(エコノミスト)、経済学博士取得を目指して奮闘中。

こんばんは、サーズです。

今日は、『最強兵器としての地政学』を取り上げます。

(テーマが毎回バラバラで、すみません汗)

この本を選んだきっかけは、「あなたも国際政治を予測できる!」という表紙の言葉につられたからです。アマゾンで評判がよかったので、適当に買ってみました。

2章まで読んだのですが、正直私はこの本はあまり馴染めていないです。

理由の説明がないまま断定口調が続くので、非論理的だなあ、、と思いながら読み進めています。

ランドパワーとシーパワー

ランドパワー(: Land power)は、国家が保有する陸地を利用する潜在的、顕在的な能力の総称である。ランド・パワー、陸上権力、大陸勢力とも言う。

シーパワー(: Sea power)は、国家海洋を支配し、潜在的、顕在的に活用する能力の総称である。海上権力、海洋勢力、海洋力とも呼ばれる。

日本やイギリスのような島国は、必然的にシーパワーに優れており、

中国やロシアのような大陸に位置する国は、ランドパワーに優れているとのこと。

シーパワーもランドパワーも優れている国はほとんどない。

よく例に挙がるモンゴルも、著者の見解では、ランドパワーのみだとのこと。

「潜在的な能力の総称」ってなんのこっちゃって感じだったのですが

(この本にはその説明もない)、

ソフトパワーと似たような概念なのかな、と思うと少し理解ができました。

注ソフト・パワー(Soft Power)とは、国家軍事力経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感を得ることにより、国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力のことである。対義語はハード・パワー

ハートランドとリムランド、ワールドシーとマージナルシー

カタカナばかりですみません。笑

今度は、国がどの方向に攻めていくかで、4つの概念があるそうで。

それぞれ紹介していきます。

⑴ハートランド

ランド(大陸)のハート(中央)部分。ユーラシア大陸の中央部。

「ハートランド」を制すれば世界を制することが出来るという考え方。

⑵リムランド

ハートランドの周辺部(RIM:リム)。日本やイギリスが代表的なリムランド。

「リムランド」を制する者がハートランドを支配するという考え方。

⑶ワールドシー

「ワールドシー;世界の海」を制する者が世界を制するという考え方。

⑷マージナルシー

マージナルシー(縁海):大陸の外側の弧状列島・群島・半島によって囲まれた海。

「マージナルシー」を制する者が世界を制するという考え方。

要は、陸を攻めるか、海を攻めるか、という話と、

中央を攻めるか、端から攻めるか、という話ってことですね。

イギリスと日本の島国比較

イギリスは、リムランド=マージナルシー戦略を貫いた

大英帝国は、まず第一に、欧州大陸内の覇権を求めなかった。

ただし、欧州大陸を単一の国家が支配することのないように干渉し、欧州大陸内の勢力均衡を常に維持することに腐心した。

そしてその一方で、7つの海を海軍力によって制覇し、大帝国を建設した。

ヨーロッパを単一の国に支配させない」これが伝統的なイギリス外交の原則だった。

もしヨーロッパ大陸が単一国家によって支配されれば、次はイギリスが侵略される番である。この原則を守って、イギリスはナポレオンのフランスと戦い、第一次世界大戦、第二次世界大戦でドイツと戦い、冷戦ではソ連と対立した。

日本は、ハートランド戦略を取り、シーパワー戦略の限界を超えてしまった

日本は、明治維新以降、シーパワー国家としての限界を超えてシナ大陸に過剰介入し、

限界を超えてしまった。

日本の3000年の歴史の大部分で日本にとって課題だったのが、

シナ大陸にある強大な帝国に対してどうやって対処したらいいかということだった。

シナ大陸に帝国がなく、四分五裂しているときは安心できるが、大国があれば「いつ侵略されるかわからない」という恐怖に常にさらされる。

ここで、朝鮮半島が日本の緩衝地帯(バッファーゾーン)として浮かび上がる。

日清・日露戦争は、朝鮮半島を反日勢力に支配させないためにやった戦争。

それ以降、日本は朝鮮併合を機に日本は大陸に深く関与してしまった。=ハートランド戦略

日本にとって最良の策だったのは、朝鮮半島を純粋な緩衝地帯(バッファーゾーン)として扱い、陸海軍の基地のみを置いてその近代化には手をつけないことだったのではないか。

まとめ

普段議論しているときも国の地理的要因に触れることはありますが、

ここまで主軸として捉えたことがなかったので新鮮でした。

自分の分析にもこういう視点が持ち込めるといいですね。

今日は以上です!

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