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国際政治経済のゲーム理論分析:分析レベルとアプローチ方法(米中貿易戦争を読み解くために)

2018/09/02
 
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経済学修士取得。 今は金融業界で営業として働くサラリーマンです。 リサーチ職(エコノミスト)、経済学博士取得を目指して奮闘中。

こんばんは、サーズです。

今日はこの本から、国際政治経済のゲーム理論分析の手法を取り上げたいと思います。

ちなみにこれは一目見たときに欲しい!!と思いジェケ買いした本です。笑

国際政治経済の分析レベル

石黒馨先生によると、国際政治経済の分析レベルには4つのレベルがある。

①個人レベル・・・個々の政治家の個人的特徴に目を向ける。

②国内レベル・・・個々の国家の政治制度や社会制度に目を向ける。

③国際レベル・・・国家間関係における各国の政治経済的パワーの相対的関係に目を向ける。

④トランスナショナルレベル・・・国家を超えるモノ・ヒト・カネ・情報の移動に目を向ける。

どう分析するかは個人の自由ですが、本に紹介されているので、

この4レベルに分ける分析がよく取られる手法なんでしょうね。

個人的には、①個人レベルが政治家の個人的特徴に目を向けているのが意外でした。

国民はどこへ行った?w

それと、③国際レベルは、二国間か、三か国間か、どの国かによって分析結果が全然変わりそうですね。

①~③が行動主体を表しているのに対して、④モノ・カネ・情報は人の行動の結果動かされるものたちですね。

私が改変するとしたら、

①個人レベル・・・国民ひとりひとりに目を向ける。

②組織レベル(国内)・・・企業、学校、団体、グループ。2人以上の集団に目を向ける。

③国家レベル・・・国家に目を向ける。

④組織レベル(国外)・・・2つの国にまたがった2人以上の集団に目を向ける。

⑤国際レベル・・・国の相対的な立ち位置に目を向ける。

⑥超国家レベル・・・(存在しない)世界政府に目を向ける

の6段階にして、モノ・金・情報は別で考えるかなあ、、、

どんな分析をするかによってもかなり変わりますね。

国際政治経済の3つのアプローチ方法

⑴リアリズム・・・主要なアクターは同質的で単一の主権国家。主権国家間の権力関係を重視。勢力均衡。

⑵リベラリズム・・・非国家アクターと国際レジームを重視。相互依存関係の深化によって国際問題の解決を図る。

⑶マルクシズム・・・資本主義世界経済を重視。世界は階層化されており、周辺国が覇権を取れば覇権国は衰退する(=ウォーラーステイン 世界システム論)

これも、この3つがメインストリームなんでしょうね。

こちらは分析によって使い分けるというより、どの方法でも試してみるという姿勢が大事かもしれないですね。

どのアプローチでも説明出来たら核心に近そうですが、そんなことは起きないんだろうなあ、、そこが解釈のセンスが問われそう。

やはり国際政治経済なので国家に着目しているアプローチ方法が多いんですねー。

もっといろいろなアプローチ方法があってもいいですね。

今日のところは以上です!

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